「反撃の巨人」が再発動した。巨人がDeNAに逆転勝ちし、連敗を5で止めた。右肘違和感から復帰登板となったエース菅野智之投手(32)が、6回5安打1失点の粘投で4勝目をマーク。中12日のマウンドは感情をむき出しにし、味方を、自分自身を鼓舞した。同点の3回には主砲の岡本和真内野手(25)が6戦ぶりの12号決勝ソロ。帰ってきたエースと目覚めた主砲の活躍で再浮上への1勝をもぎとった。

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岡本が12号決勝ソロでエース菅野を助けた。1点を追う3回1死、3番ポランコの6号ソロで同点に追いつき、続く主砲がDeNA大貫の134キロフォークを、左中間席へ。滞空時間が長い115メートルの飛球で、スタンド最前列に飛び込んだ。

連敗を止める貴重な1発に「ファーストストライクを捉えることができた。ポランコに続けて良かった」と喜んだ。横浜は相性が良く、4月26~28日の3連戦から、これで4戦連発となった。

本塁打ランキングでも2位ヤクルト村上に3本差をつけトップをひた走る。打点は1位村上に2点と迫る「29」に。6戦ぶりの1発で6戦ぶりの勝利を呼び込んだが、原監督に「2試合に1回ぐらい打ってほしいね(笑い)」と言われるほど期待がかかる主砲。そのバットが再び目覚めた。

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