横浜から遠く離れた山形・天童市の実家で、中野拓夢内野手(25)の母節子さん(54)が驚きの声を上げた。

「高校生までは非力で外野に飛ばすのがやっとだった子が、1試合に2本…。明日は雪が降ったり? 何かおかしいことが起こっちゃうかも(笑い)」。

すでに昨季を超える3本塁打。突然の“パワーヒッター化”の要因は、下肢のコンディション不良に苦しんだオフ、キャンプ期間にあると分析する。「リハビリやトレーニングで2、3キロ太ったって言ってたんです」。けがの功名。増量したボディーが飛距離を生んでいる。

アマ時代のホームランボールは大切に実家の押し入れにしまってある。ただ昨年5月4日に放った1号を含め、プロに入ってからの記念球は届いていないという。「たくさん打って、実家にある分を超えるくらい送ってきてほしいです」。中野ファミリーはコレクションが増えることを楽しみに待っている。【阪神担当=中野椋】

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