早大は逆転負けを喫し、ブロック戦は1勝1敗となった。総失点の差でAブロック2位となり、2日に行われる3・4位決定戦に出場する。

栗田勇雅捕手(2年=山梨学院)が、3打数2安打3打点と存在感を見せた。

0-0で迎えた5回1死一、三塁、左犠飛を放ち1点を先制。

7回2死一塁で、初球の113キロカーブを完璧にとらえて左翼席へ2ラン。神宮では初の本塁打で「神宮で早大のユニホームを着て活躍するのが目標なので、負けて悔しいけど打ったことが価値があると思う」と話した。

同学年の印出太一捕手(2年=中京大中京)は、今春リーグ戦で正捕手として全13試合に出場した。「悔しい思いはある。足りないものを明確にして、レギュラーの座を奪いたい」。打率も3割4分9厘と今春チームトップだった印出を意識し「足りないのは打撃だと思うので、負けないようにしたい。守備も大切にして、打てる捕手になることが大切」と話す。

この試合では盗塁を刺し、強肩をアピール。「守備には自信があって、自分の良さは肩の強さ。それが神宮で出せてよかった」と振り返った。

小宮山悟監督(56)も「楽しみな存在」と期待を寄せており、秋季リーグに向けて正捕手争いが激しくなりそうだ。