阪神ジョー・ガンケル投手(30)が先制適時打を含む猛打賞と6回2/3 5安打1失点の投打の活躍で2連勝に貢献した。

4月24日のヤクルト戦(神宮)以来の2勝をあげた。阪神投手の猛打賞は16年メッセンジャー以来の快挙。お立ち台に立ったガンケルは「本当に最高です。ここまでチームの勝利のために投げていて、勝つことがなかなか勝てていなかった。なんとかチームの勝利に貢献できて良かったです」と喜んだ。打撃には「あまりバッティングには期待しないでください」と笑いを誘った。

打線では、糸原健斗内野手(29)が7回1死二、三塁で適時右前打で貴重な2点を追加し、西武を突き放した。この日、今季3度目の猛打賞で先発ガンケルを援護。糸原は「3月、4月苦しくても頑張れ頑張れと応援しているファンのために、それだけを思っていたので、それが秘訣(ひけつ)かなと思います」とファンに感謝の言葉を送った。

チームは先発全員安打、甲子園で最多となる、17安打6得点の猛攻で西武にカード勝ち越し。明日から始まるBIGBOSS率いる日本ハムとの3連戦(甲子園)に大きく弾みをつけた。糸原は「あしたからビッグボスが来るので、圧倒されないように頑張ります!」と意気込んだ。