日本通運が猛打で圧倒した。先発全員安打の17安打27得点で、7回コールド勝ち。8年連続47回目の本大会出場に向け、これ以上ないスタートを切った。

初回から打線が爆発した。1死一、二塁から4番北川利生外野手(29=創価大)の適時打で先制。さらに2死満塁から9番木南了捕手(30=帝京大)の3点適時二塁打が飛び出すなど、打者11人で7点を先取し、立ち上がりで流れをつかんだ。3回には4四死球5安打、1つの敵失で先頭から10者連続出塁を記録。一挙10点を加えた。終わってみれば打者一巡の攻撃を3度記録。4打数4安打5打点の大当たりだった北川は「初戦の緊張もある中で、先に1点を取れれば乗っていけるというのは経験上理解していました。(先制打の場面は)ゲッツーだったらズルズル行っていたと思う。あそこで打ててよかったです」と振り返った。

守っても被安打2で無失点。沢村幸明監督(42)は「投打がかみ合ってくれましたね。北川はここ最近当たっていて、走者がいれば犠飛などできっちりとかえしてくれる。期待通りの活躍をしてくれています」と話した。