00年シドニー五輪競泳銅メダリストで北海道・遠軽町出身の田中雅美さん(43)が始球式を務めた。12年以来10年ぶりだった。

背中には「MASAMI」の文字がプリントされ、短パンに黒スパッツ姿で登場。投じた球はワンバウンドだった。「緊張しました。水泳の試合より緊張した。足を上げたらふらついてしまった。難しい。奥深いです」と振り返った。

練習の成果を発揮できなかった。オファーがまだ届いていない約1年半前から毎週10分程度、投球練習をしていた。陸の競技も磨こうとしたのが理由だったという。「あんなふがいない…もっとズバッとアスリートらしい、しなりのあるボールを投げたかった」と悔しがった。

投球後は宇佐見真吾捕手(29)から「ナイスボールでした」と声を掛けられ「優しい。ファンになった」と感謝していた。

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