阪神が交流戦の全日程を終え、12勝6敗でフィニッシュした。交流戦前は17勝29敗1分けで12あった借金を6減らした。交流戦優勝こそヤクルトに譲ったものの、2年連続2位となった。

大山悠輔内野手(27)が交流戦7本塁打、21打点で2冠に輝いた。阪神の選手が交流戦で打点1位になったのは、05年今岡(40打点)、08年金本(29打点)に次ぎ3人目。本塁打1位は阪神初だ。

青柳晃洋投手(28)は交流戦3試合23回2/3を自責点0(失点2)で防御率0.00で終えた。交流戦の防御率0.00は15年のメッセンジャー(阪神)以来で、今季は加藤貴之(日本ハム)も4試合26回を無失点に抑えており、青柳は史上3人目だ。青柳は防御率だけでなく、勝利(3勝)、勝率(10割)でもトップで、交流戦投手3冠に輝いた。

「開幕から『どうしたんや阪神!』って言われたんで『どうしたんや返し』というかね。交流戦でしか、グッといくチャンスはないと思う。だから『おお、やっぱり阪神来たな』と。おいおいおい、と言われたのを『逆おいおいおい』作戦でいければな、と」

まさに、井上ヘッドコーチが交流戦開幕前に話していたような“逆おいおいおいおい作戦”が成功。楽天戦では田中将、ロッテ戦では佐々木朗、オリックス戦では山本と難敵相手にも勝利を挙げてきた。6月は11試合で9勝2敗。好調のまま、リーグ戦再開となる17日DeNA戦(甲子園)に向かう。

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