阪神先発の青柳晃洋投手が、両リーグ単独トップの8勝目を挙げた。6回を投げ今季ワーストの4失点。それでも反省ばかりが口を突いた。「初回から野手がいい形で逆転してくれたにもかかわらず、自分の四死球からふがいない点の取られ方をしてしまって、リリーフの方々にも負担をかける形になってしまい申し訳ない」。

同学年の今永との投げ合い。交流戦3試合を防御率0・00で終えた右腕VSノーヒットノーラン明け初登板の左腕による無双対決は、初回にお互い失点する意外な展開になった。青柳は6回、神里に今季甲子園初被弾となる3ランを浴びた。0点台をキープしていた防御率も1・17まで上昇。それでも12球団トップを維持できる異次元の数字だ。

「今回の投球をしっかり反省して、次回に生かせるようにしたいと思います」。次は圧倒的な投球をすることしか、頭にない。

▼青柳が12球団単独トップとなる8勝目を挙げた。防御率は1・17に後退したものの、こちらも両リーグ1位。新型コロナウイルス感染による出遅れなど感じさせない安定ぶりだ。

▼1試合4失点は今季自己ワーストだったが、6イニングを投げ自責点は3。クオリティースタート(QS=6回以上、自責3以下)率100%は継続した。

▼DeNA戦で青柳は、21年4月10日から6連勝。通算13勝(4敗)は対戦別最高だ。

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