阪神西勇輝投手が5回7安打、今季ワーストタイの5失点で5敗目を喫した。雨が降る悪条件の中、初回は2死二塁でマクブルームに高めに入ったシュートを左前に運ばれ先制点を献上。2回からの3イニングはコースを突く低めの球で3者凡退に抑えたが、5回に再びつかまった。2死二、三塁とされると、野間、宇草、菊池涼に3連続タイムリーを浴びて4失点。連続クオリティースタート(6回以上自責3以内)は7試合でストップした。

チームは今季広島に未勝利。移籍後10勝6敗と得意にしていた“鯉キラー”に全てを託したが、結果で答えることはできなかった。矢野監督は「悪くはなかったと思うけどね。2点で何とか粘ってくれたらというところもあった」残念そうに話した。1・50だった防御率は1・99に下がったが、それでも2点以下で同僚の青柳に次ぐ2位をキープ。次回の挽回に期待したい。

○…ケラーが痛いアクシデントを乗り越え、1回を無失点で切り抜けた。8回に3番手で登板。先頭坂倉の打球が右手首付近に直撃(記録は三ゴロ)したが、続投した。会沢に四球を与えた後は小園、上本を空振り三振にねじ伏せた。助っ人右腕は「ボールが当たったりもあったけど、ビハインドの状況だったし、何とか無失点で抑えることができてよかったよ」と胸をなで下ろした。

○…石井が連続試合無失点を10に伸ばした。0-5の6回に2番手で登板。味方守備のミスもあり2死満塁としたが、野間を二ゴロ。7回は上位打線を3者凡退に退け、2回無失点。「結果として0に抑えられたことは良かったですが、簡単に3ボールにしたり、反省点も多くあった。次回はこの反省を生かした投球ができれば」と気を引き締めた。

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