2試合連続の“ズッキュン砲”が決勝弾となった。巨人アダム・ウォーカー外野手(30)が4-4の7回先頭で15号ソロを放った。20年11月4日中日戦以来、被本塁打ゼロを誇っていたDeNA伊勢の、ど真ん中に甘く入ったスライダーを見逃さずに強振した。

飛距離135メートルの会心の一撃をバックスクリーン左に放り込んだ。おなじみとなった頭上に両手でハートをつくる“ズッキュンポーズ”でチームメートと喜んだ。「ストライクに入ってきたボールをしっかり芯で捉えることができた。非常に良い状態を維持できている」と納得の表情だった。

気づけば打率2割9分7厘で、チームトップだった吉川を抜いた。本塁打もヤクルト山田を抜き単独5位に浮上した。

この日、通常練習前に志願の特打。「追い込まれた状況に対応するためのスイングをしてから、通常練習で自分のスイングに取り組んでいる」と特打の意図を明かした。

この姿に原監督は「本当に毎日、毎日、練習をよく亀井コーチとやっていてね、自分に厳しくできるというのは彼の特長だと思いますね」と目を細めた。

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