阪神が今季2度目の先発全員安打で2連勝を飾った。中日先発福谷を打ち込み、4試合連続の2ケタ安打。6月2日西武戦以来の先発全員安打となった。

序盤から不安定な福谷の投球につけ込んだ。1回は1盗塁2暴投から絡んだ1安打2四球で2死満塁として、6番糸原健斗内野手(29)の右前適時打で先制した。

試合は2回表途中に降雨によるコンディション不良で25分間中断。直後の2回裏には適時失策で2点目を奪った後、なおも2死満塁で5番大山悠輔内野手(27)が左翼フェンス直撃の2点二塁打を決めた。

打線の勢いは中盤以降も止まらない。

4点リードの3回は1番中野拓夢内野手(25)が中前適時打。4回は4番佐藤輝明内野手(23)が左中間適時二塁打を決めると、7番小幡竜平内野手(21)は中犠飛を記録。さらに9番の伊藤将司投手(26)まで右前2点打を運び、この回一挙4得点を奪った。

6回には7番小幡が同学年の中日根尾から左前適時打を放ち、先発全員安打を完成させて10点目をたたき出した。

先発の伊藤将は大量援護にも守られ、毎回安打を浴びながら8回9安打無失点で自身3連勝となる今季4勝目。投打がガッチリかみ合い、虎が大勝した。

【関連記事】阪神ニュース一覧>>