ロッテ-日本ハム11回戦は、ロッテ球団とスポンサーシップ契約を結ぶ兵庫・丹波篠山市が冠協賛となる「丹波篠山 黒豆ナイター」として開催された。

同市出身の中森俊介投手(20)が昨年入団したことが縁で、つながりができた。中森は現在、コンディションを整えながら2軍で鍛錬中。この日は試合前のビジョンにビデオレターで登場し、ファンに故郷をPRした。酒井隆明市長(67)が「中森選手は私たち市民の誇りです」とマイクで話すと、スタンドからは大きな拍手が。「もう少しで1軍に上がれるのではと期待をしています。皆さん、応援よろしくお願いします」とあいさつした。

その後、江戸時代からの伝統を誇る「デカンショ節」が球団公式チアパフォーマー「M☆Splush!!」や酒井市長らが参加して披露され、盆踊りの雰囲気がグラウンドに広がった。

デカンショ節は丹波篠山市が発祥で、千葉・館山市の旅館から全国に広まった歴史がある。この日はNHK「のど自慢」でチャンピオン経験がある小林真弓さんが美声を披露した。始球式は味間小6年でソフトボールチームの主将を務める宮田和奏(わかな)さんが登場し、投げた。多数の応募から当選。「ソフトボールや野球を一緒にできる仲間を増やしたい」と応募し、快速球を投げた。

特設ブースでは特産品の販売や、黒豆茶の試飲などが行われた。【金子真仁】

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