オリックスのドラフト1位椋木蓮投手(22)が、ウエスタン・リーグの「6月度スカパー!ファーム月間MVP」に選出された。期間中の成績は4試合に登板し、3勝1敗、防御率2・63だった。

「(登板の)試合数も増えて、慣れて行ったんじゃないかなと。1イニングに集中しだしてからがよかった」

椋木は2軍で今季ここまで8試合に登板して4勝、3敗、防御率3・59の成績を残している。

7月7日西武戦(京セラドーム大阪)では1軍に昇格し、プロ初登板初先発初勝利を達成。6回94球2安打無失点の好投で、ウイニングボールをつかんだ。お祝いの連絡は200件ほど届き「ちゃんと全員に返しました」と笑顔を見せた。

プロ初の1軍マウンド直前には、先輩投手陣からアドバイスもあった。山岡からは「俺は初登板、勝てなかった。とりあえず、先頭(打者)は、ど真ん中投げて。絶対振ってこんから」と平常心でのマウンドを促された。

能見投手兼任コーチからは「(緊張で)ご飯が食べられなくて、うどんをチマチマ食べていたら『何分かけて食べてんねん!』って」と指摘を受けた。椋木は「そこで試合を考えずに、違う方向に行けた。緊張もなく投げれたなと思います」と感謝した。

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