日本ハム清宮幸太郎内野手(23)が見せたバントの構えに、球場に詰めかけたファンから、どよめきが起きた。

5回無死一塁の場面。清宮は初球でセーフティーバントを試み、バットを引いたが判定はストライク。2球目は最初からバットを寝かせて待つと、場内はざわついた。マウンド上の楽天岸も、けん制を挟んで様子を見たが、清宮の構えは変わらなかった。

そして、2球目にバントを試みたが、投前への小フライとなり、あえてワンバウンドさせてから捕球した岸が二塁へ送球して一塁走者を封殺。清宮は一塁でセーフとなったが、6月10日の中日戦(札幌ドーム)以来となる、プロ通算2個目の犠打は決められなかった。