日本ハムが非常事態だ。球団は18日、新庄剛志監督(50)ら、新たに計11人が新型コロナウイルスの陽性判定を受けたと発表した。首脳陣はBIGBOSSのほか、林孝哉ヘッドコーチ(49)らコーチ4人、宇佐見真吾捕手(29)、谷内亮太内野手(31)ら選手4人とスタッフ2人。全員無症状で、現在は隔離療養している。19日オリックス戦(京セラドーム大阪)は予定通り開催の見込みで、1、2軍の首脳陣と選手を大量入れ替えして臨む。

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BIGBOSS率いる日本ハムに、激震が走った。18日西武戦(札幌ドーム)後、新たに新庄監督を含む1軍首脳陣5人、選手4人、スタッフ2人の新型コロナ感染が判明。全員無症状という。感染者は16日から計15人、接触疑いは1人となった。19日オリックス戦は、1、2軍の首脳陣と選手を大量入れ替えして戦うことになったが、7月に入って9勝5敗と好調だったチームに、思わぬ敵が現れた。

新たに感染が判明したのは、首脳陣では新庄監督のほか、林ヘッドコーチ、金子野手総合兼打撃コーチ、武田投手コーチ、紺田外野守備走塁コーチ。選手は、宇佐見、谷内、ロドリゲス、福田の4人で、全員、この日の試合に参加していた。

チームでは、16日に加藤が発熱し、定期PCR検査の結果、陽性判定を受けた。翌17日には杉谷も発熱症状を訴え、16日西武戦で登板していた石川直、島崎投手コーチも感染が判明。16~18日の3日間で、加藤と接触疑いのあった玉井を加えた計4選手が「特例2022」の適用対象となり、1軍登録を外れた。16日にはエース上沢も試合中の骨折で超離脱となり、想定外の出来事が続いている。

球団は16日から連日、PCR検査を実施。17日朝に「ちょっと熱っぽかった」と不安を抱いていた新庄監督も当初、検査結果は陰性で、体温も35度8分だった。感染拡大を懸念しながらも「うちは、まだマシな方じゃないですか? 」と、話していたばかりだったが、改めて目に見えないウイルスの脅威を思い知らされた形となった。【中島宙恵】

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