楽天石井一久GM兼監督が、若手リリーフ陣に奮起を促した。6回2死一、二塁でルーキー西垣を起用。制球が定まらず、2四球で押し出しの追加点を許した。7回には大卒4年目の鈴木翔をマウンドへ送るも、3分の2回を1安打4四球で2失点。大量リードを許した。

石井GM兼監督は「ストライク入らないというのは、僕ももちろん経験あるので、そこを責めるつもりはない。でも同じ失敗をしてたらなかなか成長もしない。小さいビハインドで抑えていくことというのはすごく大事なことだし、自分のことでマウンドでいっぱいいっぱいになっちゃっている」と指摘した。

西垣はこれまで19試合に登板し、経験を積んでいる段階。鈴木翔は直近で11失点。1日時点では防御率0・69と抜群の安定感を誇っていたが、6・00まで急激に悪化した。指揮官は「チームのためにこのバッター打ち取るという気持ちの持っていき方をしないと。ストライク入らない、どうしようとかという気持ちにずっとなっていたら成長しない。(1軍枠を)狙っている人はいっぱいいる。そういう姿を見せてくれないと、勝ち残れない」とハッパをかけた。