全ウの阪神遠藤成内野手(20)が先頭打者本塁打を放った。日本ハム達の初球直球をファウル。2球目も続いた直球を捉え、右越えに放り込んだ。

「事前に先発ピッチャーもわかっていたので、試合前にしっかりタイミングを合わせて、その真っすぐを1球で仕留められてよかったです。(平田監督からは)思い切りいけ、とだけ言われました。(達は)真っすぐが速いピッチャーだったので、低いライナーを意識して打席に立ちました。2軍ですけど、オールスターなので思い切っていこうと思ってやりました」と喜びを語った。

当初はベンチスタートの予定だったが、1番遊撃でスタメン予定だった阪神高寺が新型コロナウイルス陽性のため、出場を辞退。急きょの先発出場で、存在感を見せた。

 

◆遠藤成(えんどう・じょう)2001年(平13)9月19日生まれ、秋田県出身。東海大相模では2年春と3年夏に甲子園出場。19年ドラフト4位で阪神入団。3年目の今季はウエスタン・リーグで69試合に出場し、41安打、1本塁打、15打点、打率2割3分2厘。178センチ、81キロ。右投げ左打ち。

▽全ウ阪神平田監督(遠藤について)「こういうところで先頭打者本塁打。練習でも見たことないよ! 後半が楽しみになってきた」