阪神がDeNAとの接戦を制し、ついに前半最終戦で今季初めて借金を完済した。4回に奪った虎の子の1点を守り抜き、今季13度目のゼロ封勝ち。同一カード3連勝で勝率5割&Aクラスターンを決めた。

▼阪神が、今季最大16あった借金を完済した。4月21日DeNA戦に敗れ、3勝19敗1分けで借金16に到達。ここから43勝27敗1分け、勝率6割1分4厘の快進撃でついに勝率5割へと押し戻した。借金16以上から勝率5割に戻したのは10年ヤクルト(最大借金19)以来5例目で、阪神は66年(最大借金19)に次いで2度目。借金16以上を2度も完済したのは阪神が初めてだ。4月23日に再び借金16となって迎えた同24日以降の阪神は、投手陣が健闘。69試合のうち半分以上の38試合を2失点以下に抑え、この間のチーム防御率が2・10。圧倒的な投手力がチームを押し上げた。

▼阪神が借金16以上を抱えたシーズンは過去19度。前回返済に成功した66年は、8月14日広島戦に負け、34勝53敗2分けで借金は19にまで膨らんだ。次戦から29勝10敗3分けの勝率7割4分4厘と突っ走り、完済に成功。10月7日広島戦ダブルヘッダー第2試合に勝ち、ついに貯金1とした。もっともこの後3連敗し、最後は借金2で閉幕した。

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