阪神は25日、育成岩田将貴投手(24)と支配下選手契約を結んだと発表した。契約金は1000万円、年俸は支配下登録選手最低の420万円(金額は推定)で、背番号は「122」から「93」となる。今季阪神で育成から支配下登録されたのは渡辺、才木、島本で、岩田が4人目。これで阪神の支配下選手は上限いっぱいの70人となる。
岩田の主な一問一答は以下の通り。
◇ ◇ ◇
-支配下登録された今の気持ちは
岩田 「うれしいのが一番ですね」
-周囲に報告は
岩田 「両親には伝えました。母親は泣いて喜んでくれましたし、父親からはこれからがスタートだから頑張れと言ってもらいました」
-背番号93の印象は
岩田 「僕の出身大学が、九州産業大学で『キューサン』と言われていたので、93番は縁のある番号だなと思っています」
-左打者との対戦で一番意識していることは
岩田 「3月のオープン戦で投げさせてもらった時にアウトコースだけでしか勝負ができなかった。最近はインコースも使って投球の幅が広がったので、そこが一番大きなところです」
-1軍では変則で渡辺もいる。1軍で活躍するために取り組みたいことは
岩田 「寮の隣の部屋が湯浅投手なので、いろいろ聞いたりしているんですけど、疲労回復とかが一番かなと思うので、そういうところも聞いてみたいです」
-体力強化を図るなかでフィジカル的にかわった部分はあった
岩田 「連投ができるようになったのが大きいですね。肘の具合も含めて張りすぎたり、きつかったりとかがあったんですけど、今年はファームの試合でも3連投したりする機会があったので、そこは成長したかなと思う」
-1軍で対戦したい打者
岩田 「入団会見でも言ったんですけど、巨人の丸選手を抑えてみたいというのがあった。オープン戦で対戦したんですけど、抑えたというよりも、ほんとにたまたまだったので、今度は実力で抑えられるようにしたい」
-後半戦に向けて
岩田 「1軍登板して点数を取られないというか、点を取られることなくシーズンを終えられたら、一番かなと思っています」
▽阪神嶌村球団本部長(支配下登録の岩田について)「残り49試合の中で中継ぎの1つのピースとして頑張ってもらいたい。そこまで能力として、いけるという判断のもとで上げさせてもらいました。左をきっちり抑えるというのが、彼のステップアップになる道かなと思う」