「3番遊撃」で先発していた阪神小野寺暖外野手(24)が、3回表の守備から退いたことで、阪神内野陣が緊急布陣を敷くことになった。

二塁の板山祐太郎外野手(28)が遊撃、三塁の片山雄哉捕手(28)が二塁、一塁の原口文仁内野手(30)が三塁、捕手の藤田健斗(20)が一塁に回った。小野寺は退き、代わって捕手に中川勇斗(18)が入った。

これでベンチに残る野手は「7番DH」でスタメン出場している栄枝裕貴捕手(24)のみとなった。

阪神2軍の内野陣は、遠藤成内野手(20)が新型コロナウイルス陽性判定を受けて離脱中。高寺望夢内野手(19)はコロナ離脱から復帰したが、試合前練習は別メニュー組で調整していた。

小野寺は本職は外野手だが、内野手不足のチーム事情で、直近のゲームは遊撃守備を務めていた。この日も遊撃へのゴロを無難に処理するなど、軽快な動きを見せていた。

コロナ禍により野手不足に悩むチームは、4日のウエスタン・リーグ中日戦、5日の同ソフトバンク戦がチーム編成が困難なため中止となっていた。平田勝男2軍監督(62)もコロナ陽性判定を受け離脱中で、野村克則2軍バッテリーコーチ(49)が代行監督を務めている。