西武山川穂高内野手(30)が今季2度目の3試合連続弾でとどめを刺した。

1点を追う4回、同点、逆転と得点を重ねた。なおも2死一、三塁で、初先発のロッテ森のフォークを仕留めた。左翼席への33号3ランで、5安打6得点のビッグイニングを締めくくった。「ちょっと詰まったんですけど。完全に(打線の)勢いに乗れたかなと思います」。チームは3カード連続勝ち越しで、貯金は再び10となった。

3連発で33本と伸ばした本塁打数は、リーグでは独走状態だ。気付けば、リーグは違うが39本のヤクルト村上の背中が少しだけ見えてきた。それでも「いやいや、無理です。アイツは人間じゃないんで。人間じゃない人とは勝負する気ないです」とキッパリ。ただ2回1死一、三塁での三塁走者で、川越の浅めの中犠飛に全力でタッチアップを成功させた。辻監督も「速かったよね。回転あったよね。あれだけ走れるの隠していたよ」と驚くほど、コンディションを維持していることは間違いない。

チームは55勝目を挙げ、102試合目にして昨季の勝利数に並んだ。「今日みたいにチームの勝ちにつながるホームランが打てれば一番いい」と山川。頼もしすぎる4番が真夏の戦いをけん引する。【栗田成芳】

▽西武長谷川(4回に左翼線へ同点適時打) 自分を含めて若い選手が活躍すると、チームが勢いに乗ると思うし、この勢いのまま勝ちを続けていければ。

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