日本野球機構(NPB)から公示が発表され、阪神井上広大外野手(21)が、2シーズンぶりに1軍昇格した。

中日戦が行われる京セラドーム大阪で試合前練習に合流。練習後に「ファームでやってきたことをしっかり出せるように、思い切ってプレーしていきたいと思います。自分が来て、何かチームがプラスに変われば良いと思っているので、起爆剤になれるように頑張りたいと思います」とコメントした。

この日は、佐藤輝明内野手(23)らとともに早出のフリー打撃に参加。左翼5階席へ特大アーチを放り込むなど、持ち前のパワーを練習から発揮した。全体練習でのフリー打撃でも快音を連発。その後は、ライトの守備位置でノックを受け、入念にクッションボール処理の確認を行った。

プロ3年目の今季、ウエスタン・リーグ83試合に出場し、打率2割1分8厘、6本塁打、52打点。7月は全16試合に4番として先発出場し、2本塁打、20打点、打率3割8厘で7月度の「スカパー! ファーム月間MVP賞」を受賞していた。

1軍は2戦連続完封負けで5連敗中。26イニング無得点、43イニング連続適時打なしと打線が低調だ。19年夏の甲子園で、4番として履正社を全国制覇に導いた男が、起爆剤となれるか。