ロッテが終始流れをつかめず敗れた中で、ドラフト3位ルーキーの広畑敦也投手(24=三菱自動車倉敷オーシャンズ)が、試合中盤を引き締めた。

先発小島が乱れ、3回2死二、三塁で2番手として登板。四球は出したものの、さらなる追加点は防いだ。4回、5回も走者は出しつつ、140キロ台後半の直球にカットボールやカーブを混ぜ、攻め込んだ。際どい判定もありながらの無失点リリーフに井口資仁監督(47)も「いい球がいっていたんじゃないですか」と好投を評価した。4回には中堅高部の三塁への悪送球をカバーリングし、ミスでの失点を防ぐ場面もあった。

即戦力右腕として期待された今季は、4月からリリーフ登板を重ねるも失点も目立つようになり、4月下旬には防御率が9点台まで膨れあがったことも。一時期は2軍で登板を重ね、この日の無失点リリーフで防御率は4点台にまで改善してきた。【金子真仁】

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