始球式に札幌市在住の八木悠磨君(10)が登板した。ノーバウンド投球で大役を終え「緊張したけど楽しかった。マウンドからの景色は最高。でも、ストライク投球ができなかったので95点」と笑顔で話した。

悠磨君は札幌市内の少年野球チーム「大谷地ヤングタークス」に小2から在籍し、主に投手としてプレーしていたが、昨年5月に兄弟に病気が見つかったことをきっかけに検査を受けたところ、厚生労働省の指定難病と診断されていた。

北大病院に入院し、同年8月の臍帯血(さいたいけつ)移植を経て、2カ月後に退院。その後は自宅から通院を続け、体調を見ながら通学し、野球についても1度、チームを離れていた。大観衆の中、始球式を経験し「また野球がしたいという気持ちが高まった」と話した。

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