ソフトバンクが機動力攻撃で、首位西武に1.5ゲーム差と再接近した。3盗塁を絡めた攻撃を見せ、カード連敗を阻止した藤本博史監督(58)は「なんとか明日も全員で勝って、3連戦を勝ち越したい」と力を込めた。

まずは初回、1番の周東が右前打で出塁すると、次打者今宮への初球ですかさず二盗成功。送りバントで三塁に進み、3番牧原大の適時打であっさり先制した。周東は「昨日無得点で終わってしまったので、初回から何とか塁に出てチャンスメークという思いでした。盗塁も決めることができて、先制点につながり流れ的にも良かったと思います」。前日に完封負けした嫌な流れを試合開始直後に振り払った。

1点リードの4回には、無死一塁から併殺崩れで一塁に残った三森が、次打者柳町への初球で二盗。2球目で三盗を決めて、あっという間に好機をつくり上げた。一、三塁となってから甲斐のスクイズが相手の野選を誘って、大きな追加点。左手指の骨折から16日に1軍復帰したばかりの三森は「(盗塁は)思い切って行くことができた。チームに貢献していきたい」と話した。

ソフトバンクのチーム盗塁数は、この日の3個を加えてリーグ4位の63個と決して多くない。その中で、2人合わせてチームの約半分を稼いでいるのが周東、三森の快足コンビだ。藤本監督は「三森は塁に出ればああいうこともできる。足も使える」。機動力も武器となった鷹が、混戦パ・リーグをかき回す。【山本大地】

○…レイが6月9日阪神戦以来、約2カ月ぶりの5勝目を挙げた。3点リードの2回に、オグレディに2点適時打を許し、再び3点差となった4回には自身の暴投で1点を失った。それでも、5回3失点と踏ん張り「調子は良かったし、ボール自体は悪くなかったと思います。野手のみんなに助けられて、チームがリードしている状況を作れて良かったです」と振り返った。

○…田中正が今季初ホールドを挙げた。2点リードの6回に2番手として登板。栗山からフォークで空振り三振を奪うなど、打者3人で片付けた。「与えられた場面で自分の仕事ができたと思います。この投球を続けられるようにしたい」。6年目右腕は開幕ローテーション候補だったが、開幕直前に右肩を痛め出遅れていた。今月13日に昇格してから、今季2度目の登板で大きな役目を果たした。

▽ソフトバンク中村晃(初回に2点適時二塁打)「とにかく思い切っていくことだけを考えました。難しいボールだったが、うまくコンタクトすることができました」

▽ソフトバンク牧原大(初回に先制の中前適時打)「ランナーが(周東)佑京だったので、前に飛ばせば点につながるという楽な気持ちで打席に入ることができました」

▽ソフトバンク今宮(4回に適時打)「自分のスイングをすることだけを考えて打席に入りました。いいところで1本打つことができて良かったです」

▽ソフトバンク甲斐(4回に貴重な追加点となるスクイズ)「しっかりと準備をし、目を見開いていきました。勝ちにつながって良かったです」

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