阪神青柳晃洋投手(28)が2位DeNA戦の必勝を誓った。先発予定の23日は5ゲーム差で追う強力打線が相手。上位チームに対する意識について「もちろんです」と即答し、言葉に力を込めた。

「上に行くためには、自分たちより上のチームに勝たないといけない。先週はヤクルトで悔しい思いをした。しっかり勝てるように投げたい」。前回16日の首位ヤクルト戦は4回4失点で自身の連勝も9でストップ。出直しにかける思いも強い。

DeNA戦は今季先発4試合で無傷の3勝。一方で防御率2・69は、対戦した7チームでワースト。決して悪い数字ではないが、「常にどんな時もいい打者がそろっているチーム。僕自身もずっと打たれている。ゼロで抑えている試合がない」と油断はない。2位浮上には、何としても引きずり下ろさないといけないチーム。自身も納得する投球内容で、是が非でも勝利を導く意気込みだ。

16日ヤクルト戦は自身のミスも響いての4失点。「体も良かったし、状態も良かった。特に調整を変えることはない」と地に足がついている。現在、12勝、防御率1・55、勝率8割5分7厘でセ界先発陣の3冠を走る。13勝を挙げれば勝率タイトルの規定を満たすが、個人記録は二の次だ。「僕自身が最近、パっとする投球をできていない。まずは自分の投球がしっかりできるように」。6連戦の頭を取って5連勝を導き、チームの勢いを加速させる。【佐井陽介】

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