阪神が中日戦の連敗を4で止めた。先発の藤浪晋太郎投手(28)が7回5安打1失点、7奪三振の好投で今季2勝目。打線も10安打5得点と奮闘。ここまで相手先発が左腕投手の試合で10戦連続で黒星だったが、ようやく食い止めた。

矢野燿大監督(53)も藤浪の力投をたたえた。一問一答は以下の通り

-藤浪は安定した投球だった

「いやもうほぼね、申し分ないというか、安定した投球だったので。うん。素晴らしい」

-走者を出しても、3回は最少失点で抑えた

「そうやね。踏ん張りどころってね、試合のなかでどっか、もちろんあるしね。そういうところで踏ん張れたからこそ、あっこまでいけたと思うし。自分でね、自分の投球で自分に勝ちをつけるような投球につながったと思う。自分でも、自信があるような投球ができていると思うので。残り試合のなかでも、晋太郎が投げる機会っていうのは出てくるはずなので、自信を持って投げてくれたらなと思います」

-四球から崩れる心配はないような状態

「まあまあ、それはね、調子にもよると思うけど、現状はそんな感じ。前にもいったけど、前は真っすぐとカット系やけど、真っすぐとスプリット、スプリットがけっこういい状態で使えたりしているんで。そういうところでは、前よりは幅もできているから、バッターを打ち取るっていうところになっている。そういう風な、ボールが自分で操れるっていうような状態だっていうことも、コントロールを乱さないとか、バッターが打ちにくいっていうところにつながっていると思う。そういうところかなと思います」

-左腕に苦労していた中で初回3点

「そうやね。立ち上がりはどの投手もまだリズムに乗る前というところで、初回にいけたのは大きかった。先制も大きかったけど、輝が三振した後の悠輔のタイムリーの2点目は大きかったと思う。3点目はラッキーな形やったけど、こっちの流れをつくれるような初回の攻撃ができたんで。そこは良かったなと思うけど、中盤にもう1点でもやっぱりどこかで取らないと。晋太郎が踏ん張ってくれたけど、あそこまで投げさせてしまったというのはもちろん反省としてはある」

-2番に近本の狙いは

「左、右で本当は変わらない方がいいとは思うんだけど、調子やいろんなことを考えていけばそういうこともやっていかないと、いつも同じではなかなか点を取りにくいので。これがいいだろう、と考えながらやっているところはある」

-右翼・大山、一塁・陽川は逆でもいいように感じるが、その理由は

「いやでも、悠輔は肩も強いし。外野の守備って考えたら、陽川ライトってなれば、サードにいかれるケースも出てくる。バンテリンドームは広いんで。そういうところでは、俺の中では陽川より悠輔の方がそういう部分でもいいのかなっていうところで、いろいろやっています」

-森木への期待

「元々、甲子園で投げさせてやりたいなという勝手な思いはあったんだけど。いろいろファームの調整や、こっちの日程というところで明日になったけど。あいつに言っているのはもうね、今の力を試す場だと思うし。まあ緊張もね、もちろんすると思うし。でも一番は楽しんで、自分の腕試しじゃないけど、向かっていって、いまの自分はこれが通用して、こういうことが足りないんだなとか、何か分かればいいと思う。どんどんゾーンの中で。この前のピッチング見てもいいボール投げているんで。俺自身も楽しみにしているし、タイガースファンのみなさんも森木の初登板って注目度は高いと思うから。それを森木自身が注目されていることを力に変えて、そういうピッチャーってたくさんいるわけじゃないんで。思い切っていってくれたら、それだけで十分です」

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