阪神は打線が1点しか奪えず、初登板初先発のドラフト1位森木大智投手(19)を援護することができなかった。

5回まで1安打無失点と好投も6回につかまり3失点で負け投手に。それでも、矢野燿大監督(53)は内容を評価。1度出場選手登録は抹消するものの、今季中に再び1軍でチャンスを与える考えを明かした。試合後の一問一答は以下の通り。

-先発の森木は立ち上がりから堂々としていた。

「いやぁ、大したもんだよね。オレもいろんなルーキー受けてきたけど、ストライク入らん投手もたくさん受けてきたし、初登板で自分の投球するってムチャムチャ難しいと思うから。そういうところでも落ち着いてね、途中まで無四球で行ってたし、投げっぷりも抑え方も落ち着きながら。まあまあ、でも打者に向かっていくっていうのはね、本当に素晴らしいものを見せてもらったなと思います」

-監督から見て、森木のいいところとこれから勉強してほしいことは。

「いやいや、まあまあ、それはもう、うん、まあ。テクニックは、もちろん必要やけど。今の、あまり、うーん、まあまあ、まだ1回では、1回ではもちろん出るけど、ここで言えるようなことではないというか、うん。まあ、本人が感じてどうかっていうのが一番大事だと思うんで。まあ、まずはそんな感じかな」

-森木の次回は

「いったん、抹消するよ。うん」

-今年中に次の機会は

「もちろん、あの投球なら、まだ見たいし。ね。タイガースファンの人も見たいと思うし、オレ自身も、まだ森木を見たいと思うので。まあ、そういうところでは、いったん抹消するけど、ローテーションのどこかでね、また、チャンスは十分にあると思うので。それを楽しみにしています」

-登板後に声をかけたりなどは

「いいや、まだ。今からしゃべるだけよ」

-森木が頑張っただけに打線が

「そこはね。残念というか、なんかね、森木に引っ張られているようじゃ、やっぱりさみしいよね。やっぱり『お、森木が投げてんのか』っていうところをみんなで、気持ちはもちろんあると思うんだけどね。俺らもやっぱ行動と結果で示すっていうのがプロとしてあるところやし。『森木が投げてるんやったら』っていうような。そういうのが出せなかったんで。そこは逆に森木に引っ張られて残念だったなと俺は思っているんだけど」

【関連記事】阪神ニュース一覧