BCリーグ栃木を運営する総合人材事業、株式会社エイジェックは30日、東京・新宿の本社で記者会見を行い、中学硬式野球5団体(リトルシニア、ボーイズリーグ、ポニーベースボール、ヤングリーグ、フレッシュリーグ)のさらなる発展と選手育成のため、9月1日から3年間、各団体とのパートナーシップ契約を締結することに加え、「エイジェックチャンピオンシップ中学硬式野球5団体日本一決定戦」の新設を発表した。

真のチャンピオンシップという位置付けの新大会の創設について、同社の古後昌彦社長(55)は「5団体が手を結ぶことによって、新しい道が開けると思う。頂上決戦としてワクワクできる大会を築いていきたい」と力強く語った。

大会は来年8月中旬から9月上旬、NPBの本拠地球場で開催する予定。5団体が来夏開催する全国大会優勝チームが出場。試合形式はトーナメントが有力だが、詳細は決まりしだい発表される。古後社長は「限られた野球シーズンの中で、1つでも多くの真剣勝負の場を作るのは大人の仕事。今までにない協力体制で子どもたちが成長する礎になればうれしい」と述べた。

会見には、5団体の会長、理事長も出席。この画期的な試みに賛同の意を表したことをコメントした。

ポニーリーグの広沢克実理事長(60)は、「理事長に就任して4年になりますが、5団体の優勝チームが日本一を決める大会をするのが夢でした。5団体の壁は、プロとアマの壁より高いと感じていましたが、この大会によって垣根が低くなり、お互いが多くを吸収できる」と期待していた。