「雨柳さん」も「神整備」にはかなわない?

午後6時開始予定だった阪神広島19回戦は、45分遅れで試合が始まった。試合開始前に雨脚が強まり、試合開始を見合わせていた。

甲子園では約30分弱、強い雨が降り続けたが、雨が弱まったことが確認されると、同6時28分に阪神園芸のスタッフがグラウンドに登場。マウンドと本塁に敷いてあったシートを回収した。

その後、マウンドと打席後方付近に土が入れられた。グラウンドに大きな水たまりはなく、プレーに問題のないグラウンド状態に仕上がった。阪神園芸がマウンドのシートを回収し、プレーボールに至るまで、約15分の「神整備」だった。

この日の先発投手は球界屈指の雨男として、「雨柳さん」の愛称で親しまれる青柳晃洋投手(28)。試合開始前の君が代斉唱が終わり、右腕がベンチ前でキャッチボールを始めた瞬間、雨が降り始め、次第に雨脚が強くなった。

1度はマウンドに上がりかけた青柳だったが、審判団が審議し、試合開始の見合わせが告げられた。青柳は「俺のせい?」というようなジェスチャーをとり、苦笑いしながらベンチへと下がっていた。

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