敗れはしたものの、巨人の中継ぎ陣がエース菅野智之(33)の気迫を受け継いだ。菅野が初回から150キロ超を連発するなど、7回5安打8奪三振2失点と首位ヤクルトに力投。そのバトンをリリーフ陣がしっかりと受け取る。

8回は平内龍太投手(24)が村上の二ゴロを含め5球で3者凡退。9回は大勢投手(23)が11球で3死とも内野ゴロに。10回の高梨雄平投手(30)も3人を5球でピシャリと抑えた。

11回に登板し、敗戦投手となった今村信貴投手(28)も気迫を見せた。先頭で迎えた先制21号2ランの山田を左飛に。続く村上もボテボテの当たりで打ち取ったかに思われたが、飛んだ場所が三遊間で不運にも遊安に。2死一、二塁で迎えた中村にはカウント2-2としたが、真ん中低めの142キロ直球を左中間に決勝2点適時三塁打とされた。

桑田真澄投手チーフコーチ(54)は「あと残り20試合強。疲労はたまってると思うんですけど、最後まで中継ぎ陣も投げきってほしいなと思いますね。まあ、(今村)ノブも結果的に打たれましたけど、不運なヒットもあった。良いボールは投げていたので、また次、良いピッチングをすることを期待してます」と語った。

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