中日が2試合連続0封負けで、球団記録(48年、56年)に並ぶシーズン24度目の完封負けを喫した。先発大野雄が村上宗隆に先制&決勝の50号3ランを献上するなど、5回4失点で降板。打線も先発サイスニードらの前に散発4安打で攻略できなかった。DeNA3連戦からの連敗を止められず4連敗に。借金も今季最多の14にふくらんだ。立浪和義監督(53)の試合後の一問一答は以下の通り

 

-大野雄がヤクルト村上に50号3ラン被弾など5回4失点

「結局、あの(村上の)3ランでね。非常に難しい場面だが、あのカウント(2-1)で勝負球が甘くなってしまった。あそこだけの話。(村上は)一番怖い打者でもある。一番防がないといけないが、どこのチームもこうやって打たれている。最悪、歩かせてもという選択も。バッテリーもそう話していたので。しかし、基本は勝負。犠飛とか単打なら良かったが、甘い球(カットーボール)がいってしまった。ならば、真っすぐの方がコントロールがきくと思う。そういうことも含めて選ぶ球も大事になってくる」

-村上に変化球を多く投じた

「何とか引っかけさせたいとか、そういうこともあったとは思う。結果、やっぱり打たれている」

-村上への外角中心の配球はベンチも含めた指示か

「ツーシーム系の球は左打者のインコースを攻められるが、(大野雄は)そんなに内角を投げる投手じゃない。もちろんこれから投げられるようにしていかないといけない。結果がどうであれ、本塁打を防がないといけない。普通の打者なら最初から歩かせてもと考えない。そこが今日の試合が決まったような3ランになった。こっちも点が取れていない。大野雄だけ(の責任)ではない」

-50号を放ったが村上をどう見るか

「ベンチから見ていても、インコース狙っている時に、今まで打ち損じていた球も最近は対応し出している。本当に怖い打者。やっぱり勝負どころの集中力がね。絶対にミスを逃してくれない。こっちがミスをしたら終わり。それぐらいの覚悟を持ってやっていかないと、同じことを繰り返す」

-福は村上の内角を徹底的に攻めた

「あれだけ投げられたらどんな打者でも嫌。ただ、大事なところでああいう投球ができないと(いけない)。負けている展開ではいけても、ここ、という時にあれぐらい腹くくっていかないといけない」

-ビシエドが3安打

「25打席、(ヒットが)出ていなかったので、4番が調子上げてくれないと、このチームは点も入らない。明日から期待したい。(今日は)1、2番の出塁がなかった。明日、しぶとく点取れるように。村上対策もあるが、そこばかり意識しても…。他もいい打者が並んでいるので、(勝てるように)やっていきたい」

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