巨人のドラ3ルーキー赤星優志投手(23)が一皮むけた。毎回走者を出しながらも、6回6安打無失点。テンポ良く、制球良く、阪神打線を封じて6月9日西武戦以来、3カ月ぶりの白星となる4勝目を手にした。「ふがいない投球を続けていたので、初回から全力でいけるところまでと思ってました。チームで勝ち取った勝利だと思います」と、チームメートに感謝した。

先発復帰戦となった8月28日広島戦(マツダスタジアム)では3回4失点でKO。登板後に原監督から「自分の投げたい、意思のあるボールを投げろ」とアドバイスされた。厳しいコースを狙いすぎず、大まかなゾーンで勝負する意識にシフトチェンジ。「力で押す場面もあったので、それが生きたのかなと思います」と18試合のリリーフでの経験も脱皮の肥やしにした。原監督は「とても人柄の良い投手なんですけど、1つずつ階段は上ってくれている」と成長ぶりに目を細めた。

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