甲子園での今季最後の伝統の一戦で、阪神相手に7カードぶりのカード勝ち越しを決めた。

先発のドラ3ルーキー赤星優志投手(23)は、毎回走者を背負う展開も粘り、6回6安打無失点と好投。先発復帰2戦目で、3カ月ぶりの白星を手にした。

終盤は7回をクロール、8回を鍵谷と高梨が無安打投球を披露。9回は守護神大勢が締め、90年の与田剛(中日)に並ぶ新人歴代3位タイの31セーブを記録した。完封リレーで8月23日の中日戦(東京ドーム)以来、今季7度目の完封勝利を収めた。

桑田真澄投手チーフコーチ(54)の一問一答は以下の通り

■「安心して見ていられる」

ー赤星の投球

中継ぎで「いろいろ勉強しよう」と。「中継ぎをやることで学ぶこともたくさんあるから」ということでね。本人もずっと先発をしたがっていたんですけど、彼と話をして。チーム状況がこういうことなんで「中継ぎに入ってくれ」ということで。前回の先発(3回4失点でKOされた8月28日広島戦)はなかなかやっぱり…。中継ぎで1イニングか2イニング(が多かった)で、長いイニング投げる感覚が戻ってなかったみたいで。今日はそういう反省から、球数をたくさん投げて調整してきたので。非常に今日は安心して見ていられる内容でしたね。

■中継ぎ経験がプラスに

ー具体的に中継ぎを経験したことで力になったことは?

いろんなことを学ぶと思うんですけどね。1本のヒットも許すことはできないとかね。ランナー背負ってから行くということで、常にピンチの状態。そういったことも、すごく勉強になったと思うので。(3回に)二死から一、三塁になったりしても、途中から中継ぎで行くのがすごくプラスになってるんじゃないかと思いますけどね。粘れるようになりましたよね。

■「クロールは苦労した」

ー鍵谷、クロールと後ろが厚くなった

クロールは最初良くて、ジョークじゃないですけど(笑い)苦労したんですけど、カーブをやめようかとかどうか。でも「カーブは良いから続けていこう」ということで、一生懸命カーブを練習したことによって、ストレートもチェンジアップもカットも全て良くなってきた。カーブをやめずに練習したことが、今のクロールの好調につながってるんじゃないかなと思います。鍵谷も足を故障して走れなかったんですけど、状態も良くなってランニングしてる姿もすごくいいので、それがまたピッチングの調子にも比例して、良くなってるんじゃないかなと思います。

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