世界初の「eスポーツレーサー兼リアルレーサー」として活動中の冨林勇佑(26)が、ファーストピッチセレモニーに登場した。

レーシングスーツを身にまとい、リリーフカーに乗って右翼ポール入り口から現れ、マウンドへ。ボールは惜しくも右バッターの頭上付近へとそれたが、ノーバウンドでミットに収まった。

冨林は「夢のようです。思いっきり投げようと思って投げられたのはよかったんですけど、非常に変なところにいってしまって。ノーバンだったからよかったなと思います」と笑顔。普段参戦しているレースの大会よりも「こっちの方が100倍緊張します」と話し、「今後あんまりいろんなことに動じなくなるのかなみたいな、すごくいい人生経験になるのかな」と感慨深げだった。

今後は9月17、18日にスポーツランドSUGO(宮城)で行われるスーパーGTにも出場する予定で「日本で一番ホットなレース。今日の経験を生かしながらチームも優勝したことがないので、優勝をプレゼントできたらいいかなと思います」と意気込んだ。