エースの快投で、昨季王者が今季初の単独首位を狙う。オリックス山本由伸投手(24)が10日ソフトバンク戦(京セラドーム大阪)に先発予定。3位ながらゲーム差なしとなっている首位との一戦に「いつも以上に大事なゲームになる。チームに流れを持ってこられるように、より丁寧に投げたい」と力を込めた。

2位西武の勝敗次第では今季129試合目で、初の単独首位に浮上する。最大11・5ゲーム差を巻き返してきた勢いを、さらに加速させたいところだ。

山本は「ここからが本当の勝負どころになってくる」と残り15試合の負けられない戦いをにらむ。このまま中6日での先発登板が続けば、次週17日のソフトバンク戦(京セラドーム大阪)も先発を任される。2週連続のタカ狩りでラストスパートにつなげる。

野手陣では、左太もも裏の筋損傷で2軍調整してきた昨季本塁打王のラオウ杉本が10日から1軍合流する見通し。オリックスが逆転連覇への態勢を整える。【真柴健】

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