開幕戦で、東大が今春王者の明大と引き分けた。3回を終えて3-1とリードしたが、その後追いつかれた。しかし、継投で追加点は許さず3-3の引き分けに持ち込んだ。東大-明大の引き分けは、18年秋の2回戦以来4年ぶり。

1点を追う3回2死一、三塁、阿久津怜生外野手(4年=宇都宮)の打席で重盗を仕掛けて同点。

2死二塁となり、東大2年時にアメフト部から転部しプロ志望届を提出した阿久津が、明大の先発村田賢一投手(3年=春日部共栄)の139キロをとらえて右翼線へ適時二塁打を放ち1点を勝ち越し。阿久津はベンチに向かってガッツポーズを決めた。

さらに2死二塁で、中井徹哉内野手(4年=土浦一)も右翼線へ適時二塁打を放ち3点目を追加した。

東大の先発は、プロ志望届を提出したエース右腕の井沢駿介投手(4年=札幌南)。6回1/3を80球、被安打7の3失点に抑えた。その後は継投で、明大打線に追加点を許さなかった。