阪神ドラフト1位森木大智投手(19)がプロの洗礼を浴びた。プロ2度目の先発登板で2回2/3を投げ、5安打5失点(自責3)でノックアウトとなった。

「ランナーを出しても0点に抑える、それが無理でも最少失点に抑えるというように、全体を通してもっと粘りの投球をしたかったです。調子が良くない中でも、しっかり試合をつくることができる投手になれるように、今日の反省を今後に生かしていきたいです」とコメントした。

初回、先頭の桑原に中前打。その後は佐野を空振り三振に仕留めるなど、2死二塁までこぎ着けた。ここで4番牧に対し、フルカウントから内角146キロを左前に運ばれ失点。制球も不安定で初回だけで24球を要した。

2回はストライク先行の投球。立て直したかのように見えた。ただ3回、2つの四球と2安打で2失点。初回にタイムリーを浴びた牧を空振り三振に仕留めリベンジを果たしたが、宮崎を申告敬遠で歩かせ2死満塁とした直後、6番楠本に右翼への2点適時二塁打を浴びた。

その後は島本に継投。戸柱の二塁へのゴロを山本が一塁へ悪送球し、森木が残した2人のランナーが生還した。

森木はプロ初登板だった前回8月28日の中日戦(バンテリンドーム)は6回3失点で敗戦投手になった。5回まで1安打無失点と快調に飛ばしたが、6回3安打を浴び3失点。この日は立ち上がりから制球が不安定で、真ん中付近に集まった直球をDeNA打線に痛打された。

◆森木大智(もりき・だいち)2003年(平15)4月17日生まれ、高知県土佐市出身。蓮池小1年時にソフトボールを始め、3年時に「高岡第二イーグルス」で軟式野球を始める。高知中では3年時に春夏の全国大会を制覇。軟式で150キロを計測。高知では1年春からベンチ入りし、同年夏からエース番号1。甲子園出場はなし。最速155キロ。憧れの投手は元阪神の藤川球児氏。184センチ、90キロ。右投げ右打ち。

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