巨人が負ければV消滅の一戦で完勝し、連敗は2でストップ。広島との最終戦で、20年以来2年ぶりとなる勝ち越しを決めた。

■メモリアル「丸ポーズ」で流れが巨人に

1発攻勢で、広島の先発遠藤を豪快にKOした。勢いを呼び込んだのは、かつて広島でプレーした丸佳浩外野手(33)だった。1回1死一塁、スライダーを右翼席へ運んだ。かつての古巣で節目の一発を決めた丸は「たくさんの人に支えられて達成できました。感謝の気持ちを忘れずに、次の1本を目指して頑張ります」と、感謝を口にした。

■4試合ぶりに“ズッキュン砲”さくれつ

2回にはアダム・ウォーカー外野手(30)が打った瞬間に本塁打と分かる21号ソロを左中間席へ。三塁側ベンチに戻ると、頭上にハートマークを作る“ズッキュンポーズ”を披露し、ポランコとジャンピングハイタッチ。「緩いボールにしっかりと我慢して、芯で捉えることができました。大事な一戦で打てて良かったよ」と声を弾ませた。8回には22号ソロを放ち、この日2度目の“ズッキュンポーズ”を見せた。

■とどめは「翔タイム」で20発クインテットが完成

3回は4番が魅了した。2死一塁、中田翔内野手(33)が左中間へ20号2ラン。2年ぶり9度目の20号到達に「その前のファウル(3球目)はいい感じでスイング出来ましたが、少しタイミングが早くなってしまいました。最後のストレートは修正してしっかりと打つことができて良かったです」とコメント。これで丸、岡本和、ポランコ、ウォーカーに続いて大台に到達した。20発クインテット完成は、巨人では07年(高橋由伸35本、阿部慎之助33本、小笠原道大31本、李承■30本、二岡智宏20本)以来15年ぶり4度目となった。

■打線の援護に、ルーキー右腕も奮闘

先発の赤星優志投手(23)は3回、4回とピンチを招いたが切り抜けて5回2安打無失点。5月3日に3回1/3を11安打12失点でKOされて以来となるマツダスタジアムでの先発マウンドで5勝目を手にし、自身のリベンジを成し遂げた。

※■は火ヘンに華

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