巨人が負ければV消滅の一戦で完勝し、連敗は2でストップ。広島との最終戦で、20年以来2年ぶりとなる勝ち越しを決めた。

 

■12安打4本塁打と打線が活性化

1発攻勢で、広島の先発遠藤を豪快にKOした。1回1死一塁、丸佳浩外野手(33)がかつての本拠地で通算250号となる先制の26号2ラン。2回にはアダム・ウォーカー外野手(30)が21号ソロ、3回2死一塁では中田翔内野手(33)が左中間に2年ぶり9度目の20号到達となる2ラン。丸、岡本和、ポランコ、ウォーカーに続いて大台に到達し、15年ぶりに20発クインテットを完成させた。

■投手陣も無失点リレー

先発の赤星優志投手(23)は5回2安打無失点でゲームをつくって5勝目。6回からは4投手が無失点でつないだ。

★試合後、原辰徳監督(64)の主な一問一答は以下の通り。

 

■丸のメモリアル先制アーチが大きかった

-理想的な試合展開

「ですね。先制、ダメ押し」

-丸が先制2ラン

「今年はなかなか広島で結果が出てなくてね。そういう意味では今日の先制ホームラン、効きましたね」

-ウォーカーもすごい当たりで2本塁打

「守備力もだいぶ出てきているし。走塁も積極性も出てきている。とてもいいと思いますね」

■2連勝のルーキー右腕には成長の跡

-先発の赤星

「左バッターに対しての対策というものは必要でしょうけど、0点で抑えたところに成長の跡というか。桑田ピッチングコーチがいつも粘って、粘って、粘ってというところをね(指導している)。その辺は良いところも出てきてますね」

-坂本を2番に戻したのは流れを考えてか

「勇人を2番に置いておくと、いろいろなことができるというかね。ウォーカーを2番に置いておくとなかなかそこはね。攻撃性というのはあるけど。でも、今日は7番に置いてというのが非常に良かったのかもしれませんね」

■快勝にも反省点

-6回。先頭ウォーカーが二塁打で出塁。重信が三振後、1死二塁となって決めた三盗も効果的だった

「そうですね。うーん、無死二塁で、なかなかこっちの伝達が伝わらないというところに、まだまだやっぱり我々の指導も含めてね、反省するところはあるなと。伝達がうまくいかなかった」

-広島戦は最終戦で勝ち越し。CSを争う相手

「まだまだ試合は続くしね。明日以降の戦い方(が大事)というところですね」

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