中日落合英二ヘッド兼投手コーチ(53)が15日、バンテリンドームでの練習後に根尾昂投手(22)の今後の育成方針について言及した。

「いずれ先発という夢はあるが、適性を見ている(段階)。シーズン最後までは(1軍で)リリーフとして、宮崎に行くチャンスがあればそこで(先発の)適性も見て…」と10月10日から宮崎で始まるフェニックス・リーグでの先発テストも視野に入れていることを明かした。

根尾はプロ4年目の今季、シーズン半ばの6月に異例の投手転向。ここまで1軍で21試合にリリーフ登板。イニングまたぎや連投など、ゲーム展開の中でさまざまな経験を重ねながら、防御率3・68の結果を残している。

「少しずつ下半身が投手のように太くなってきた」とする同コーチは当面の課題について「球種でしょう。先発ならもっと(種類が)欲しいし、リリーフならスライダーをもっと確実にしないといけない」と指摘。「いずれにしても監督、球団、本人と話しながら、来春も適性を見て、方針をしっかり出したい」。当面はじっくり時間をかけて適性把握に努める姿勢を強調した。

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