Gキラーの阪神西勇輝投手(31)がチームをCS安全圏へチームを勢いづける。

17日に敵地東京ドームで先発予定。今季は巨人戦に3度先発し2勝負けなし。全24イニングで無失点と相性は抜群だ。「どこのチームだって、いい打者、調子のいい打者はいる。監督やコーチから求められているものも感じている。高まらず冷静に投げていくのが大事」と、気負わず凡打の山を築くつもりだ。

現在9勝8敗と2年ぶり8度目の2桁勝利にも王手をかけている。投球回も142回1/3と、残り2/3回でシーズン規定投球回に到達する。防御率2・09はリーグ2位で、1位青柳の2・02にも迫り、プロ14年目で初の防御率1点台も見えてくる。「5、6回というより、完投を目指している。少ない球数で長いイニングを。自分の持ち味をしっかり出せるようにしていきたい」と意気込む。

4位巨人とは1・5ゲーム差。今季最終戦に勝てばチームは今季15勝9敗1分けとなり04年以来5度目の対巨人年間15勝となる。この日は甲子園のブルペンで投球練習を行った。8月26日の中日戦で右手中指の爪を負傷したことなども考慮され、前回登板の2日巨人戦から中14日でのマウンドとなる。【石橋隆雄】

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