筑波大は2桁12安打6得点と打線が活発。明学大を下し、1勝1敗のタイに持ち込んだ。先制打など3打数2安打2打点の活躍をみせた仲井淳人内野手(4年=星陵)は「チームが2連敗中で『3連敗をする訳にはいかない』と臨んで勝つことが出来た。いつも以上にうれしいです」とすがすがしい表情で振り返った。

振り込みが力となった。0-0の3回無死一、二塁。右中間を破る2点適時三塁打を放った。ここ5打席無安打だったという仲井は「苦しい思いの中で出た1本でした。チームに得点をもたらせたことがうれしいです」と真っすぐな目で振り返った。4打数無安打だった前日1日の試合後は、悔しさから約4時間ティー打撃などで振り込んだ。その成果がすぐに現れた形となった。

この日は地元開催。筑波大応援席には父母らチーム関係者、大学の生徒、地元ファンなど約400人が駆けつけた。大応援を背に打席に立った仲井は「『沢山の応援の中で打てたらかっこいいな』と、モチベーションが上がっていました。応援の楽器演奏もあって、自分の力になりました」と笑顔で感謝した。