若き闘志をみなぎらせる巨人増田陸内野手(22)が来季へ、自らを大改造すると宣言した。6日、川崎市のジャイアンツ球場で2軍練習に参加。今季1軍で69試合、スタメンでは27試合に出場し、5本塁打を放つなど、一定の成績を残したが「必死にやって勢い、気持ちの面ではアピールできたかなと思う。でも来年はそれだけではダメ」と技術改革に努める方針を固めた。

■想定外の球は全部空振りだった

今季1軍戦に多く帯同し「準備の大切さを学んだ」と話す。シーズン後半、打撃不振に陥ったことについて「頭にない球は全部空振りになっていた。でもスタメンはそれに対応できていた」と反省。来季に向けて「打撃フォーム、タイミングの取り方、ボールの見方も全部変えなあかん。打撃改造しようかなと思う」と力強く語った。

■外野も挑戦辞さない

さらに守備面も「いつ何時、何があるか分からない。外野も挑戦したい」と全守備位置に取り組む姿勢を示した。人一倍強い意欲は常勝軍団である自軍を思ってのこと。

■ヤクルト村上、長岡のように

「他のチーム見てたら同じ年代の若い人が活躍してるから強い。ヤクルトだったら村上さんとか、ショートの長岡らが躍動してるからチームの勢いにもつながっている。やっぱり(自分も)何とか抜け出してチームを引っ張っていくぐらいじゃないと。遠慮してたらダメだと思う」

プロ4年目のシーズンを終えた若武者が来季に向け、強い覚悟を示した。【三須一紀】

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