阪神は8日から始まるDeNAとのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ(横浜)へ向け、決戦前日の7日に甲子園で最後の全体練習を実施した。

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▼阪神のCS進出は2位だった21年に続いて2年連続10度目。これまでのCSはいずれもファーストSからで、14年と19年の2度ファイナルSに進んだ。14年はファイナルSで1位巨人に4連勝し、CS突破。日本シリーズでは、パ1位のソフトバンクに初戦を取ったが、2戦目から4連敗で日本一はならなかった。

▼セ・リーグのCSで3位球団のファイナルS進出は過去8度。中止の20年を挟んで16年から5年連続で3位球団が勝ち上がっている。阪神では3位で挑んだCSファーストSは07、15、19年の3度あるが、直近の19年はDeNAを2勝1敗で破りファイナルSに進んでいる。

▼阪神はレギュラーシーズンで68勝71敗4分けで借金3。借金を抱えてプレーオフ、CSに進出したのは8チーム目。阪神では15年に70勝71敗2分けの借金1で進んで以来、2度目。公式戦5割未満でCSに進出したチームのうち、ファーストSを突破したのは4度。いずれもファイナルSで敗れており、日本シリーズに出場したチームは過去にない。

▼プレーオフ、CSのファーストSで初戦に勝った31チームのうち26チームがファーストSを突破。初戦を取れば突破確率は84%。初戦の戦いがファイナルS進出の鍵を握る。