阪神の次期監督に内定している岡田彰布氏(64)が、ABCラジオの解説を務めた。

この日スタメンを外れ途中出場した佐藤輝の8回無死一塁からの見逃し三振について「打てないところを振るんよね。打たないといけないと思っているから。6球投げて唯一のストライクを見送りですよ」と指摘。「インコースが弱いと思われてるから、内角へのストレート系が多い。そこにばっかり目を付けるから、簡単に外の真っすぐを見送ってしまう」と話した。

さらに「だから打てないところを打てるようにする必要ない」と持論を展開。「そんなん失敗した選手いっぱい見てるじゃないですか」と、高山を例に出し「(苦手なところを)打てるようにと思って変えて、失敗することの方が多い。何で苦手なところ、弱点を打たなきゃいけないのか。基本的に打たないところが7割じゃないですか。打てるところは3割」と話し、打率3割以上を記録してきたバッターの特徴については「打てるボールを確実にヒットにしてるからでしょ」と説明した。

今季20発にとどまった佐藤輝について「自分のスイングできないから飛ばない。今までホームランにしてないボールをホームランにしようとしてるから、自分のスイングじゃない」と語気を強めた。

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