星槎道都大(札幌学生)が東農大北海道オホーツク(北海道学生)を下し通算成績を1勝1敗のタイとし、5年ぶりの神宮切符に逆王手をかけた。

3回2死三塁で、主将の3番三浦響捕手(4年=北照)が右前に適時打を放ち先制。5回2死一、三塁では5番松下壮悟一塁手(4年=星槎国際湘南)の中前適時打、7回2死には4番岡崎翔太左翼手(4年=北照)の左中間への1発で追加点を挙げた。

投げては先発左腕、佐藤爽投手(2年=札幌山の手)が6回無安打無失点と試合をつくり、2番手右腕の印南伊吹投手(2年=北海道栄)、3番手左腕の滝田一希投手(3年=寿都)も無失点でつないだ。負けられない試合の先発を任された佐藤は「4年生とまだ野球がやりたいという思いで投げた」と振り返った。

14日の第1戦ではサヨナラで敗れたが、勝負の第3戦へ持ち込んだ。次の試合へ向けて二宮至監督(68)は「緊張感がある。相手から1点、2点をどうやってもぎ取るか。そしてどうやって防ぐか。総力戦でいきたい」と話した。

三浦主将は「緊張感を力に変えられるように、しっかりと準備をして明日挑みたい。とにかく明日すべて出し切って、体が壊れようとも、チームの勝ちに貢献できるように、泥くさくやっていこうと思います」と口にした。【山崎純一】