ソフトバンクの2年ぶり日本一への夢が途絶えた。オリックスのアドバンテージを含む1勝3敗で迎えた1戦に勝つことができず、敗退が決まった。

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キャプテン柳田悠岐外野手(34)はCSファイナル突破を果たせず課題克服を誓った。「力負けというか、オリックスは強かった」。同点の9回1死一塁では中飛に終わった。「投手力もそうですし、打線も力強かった」とオリックスをたたえた。主将として今シーズンをけん引したがV逸に終わり日本シリーズ進出もできなかった。「(主将は)すごくいい経験をさせてもらったけど、力不足。(チームは)課題だらけ。個人個人が足りないところをしっかりやっていきたい」と前を向いた。

○…中堅の牧原大が超ビッグプレーを見せた。2点ビハインドの6回2死二、三塁で、頓宮がセンター後方へ特大の飛球を放った。牧原大は全力の背走で追いかけ、最後はダイビングしながらボールをグラブに収めた。抜ければ4点差となる場面での超美技。勝利にはつながらなかったが、7回のデスパイネの同点弾を呼んだ。今季は本職の内野に加えて外野でもフル回転。最後までガッツあふれるプレーでチームを鼓舞した。

▽ソフトバンク今宮(CSファイナル突破できず)「選手会長としても選手としても何もできなかったという悔しさがある。オリックスは山本投手を筆頭にレベルの高さを感じた。打っていかないとリーグ優勝も短期決戦も勝っていけない。もっと打っていけるようにやっていきたい。コロナ禍の中、若い選手も頑張った。レベルアップの課題は見えているので、これからやっていきたい。悔しいです」

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