巨人で地獄の「体力倍増計画」がスタートした。17日、川崎市のジャイアンツ球場で「300本連続ティー打撃」を実施。来季1軍打撃チーフコーチを務める大久保博元氏(55)の発案で初日は岸田と菊田が洗礼を浴びた。打ち終わり倒れ込んだ菊田にファンから拍手が起きると「拍手もらえるのはジャイアンツぐらいだぞ」とハッパを掛けた。

序章だった。来月の秋季キャンプではピークで「1日3000本」のノルマを課すと明言。「連続300本×10セット」を1日かけて行う。楽天監督、西武コーチ時代にも取り入れた練習法で「8、9、10月に余裕で試合やっている選手、体力があり余っている選手が集まらないと勝てないから」と意図を語った。

春季キャンプでも同じノルマを継続する意向で、シーズン中も「1日1000本かな」とニヤリ。「それができたら強いですよ」と真剣な表情で語った。

来季プロ4年目で初の1軍出場を目指す菊田は「300球一気に振ったのは初めて。きつかった」と疲労をにじませた。それでも秋季キャンプへ向け「シーズン中、あの練習をやってて良かったと思えるぐらい振り込みたい」と開眼していた。【三須一紀】

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