ロッテは18日、ZOZOマリンで吉井理人新監督(57)も出席してのスカウト会議を行った。会議後、榎康弘スカウト部長(50)が報道対応し、20日のドラフト会議での1位指名選手について「うちはたぶん今年はしないと思うので」と基本的には事前公表しない方針を説明した。

17日までにオリックス、ソフトバンク、西武、日本ハム、巨人、広島が1位指名予定を公言した。榎スカウト部長は「6人分かってるので、シミュレーションはしやすい」としつつ「(ごく少数の)飛び抜けた選手がいないから、1球団でも減らすために公言してるのかなと思うんですけれど」と分析。吉井新監督を交えての初の協議だったこともあり“7球団目”にはならなかった。

この日はオリックスが1位指名予定の白鴎大・曽谷や、日本ハムが1位指名予定の日体大・矢沢ら、すでに公言を受けている6選手をはじめとした12選手を1位候補に設定。彼らを含め、現時点で候補者リストに残ったうちの約半数となる30人前後の映像を、吉井新監督も確認した。

チームは今季5位に終わり、補強ポイントが多い。新監督は「スカウティングってすごく難しいと思うんですよね。自分ではそういうセンスないと思っているので、そこはスカウトの目を信じてやっていきたいなと思います」とし「他球団との兼ね合いもあると思うので、そのへんで作戦を考えていきたいなと思っています。いや、考えてもらいたいなと思います。僕は考えないです」と笑いながら取材対応を終えた。【金子真仁】

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